県外引っ越しの手続き一覧を解説
転勤や進学、結婚など様々な理由で、県外へと引っ越す人もいるでしょう。
しかし、県外に引っ越しをする場合はどのような手続きが必要なのか、不安に思うかもしれません。
県外への引っ越しでは、どのような手続きが必要でしょうか?
必要な手続きを、一覧にして紹介します。
県外への引っ越し前に必要な手続き
県外への引っ越し前に必要な手続きは、以下の4点です。
・アパートやマンション、駐車場の解約
・役所の手続き
・ライフラインの手続き
・郵便局への転居届の提出
それぞれの詳しい内容について、解説します。
アパートやマンション、駐車場の解約
アパートやマンションなどの賃貸住宅に住んでいる、あるいは駐車場を借りている場合は、退去するための手続きが必要です。
引っ越しの日程が決まったらすぐ連絡して、1ヶ月以上前には手続きをしましょう。
役所の手続き
市役所などの役所では、転出届と印鑑登録廃止書、国民健康保険資格喪失届を提出します。
必要書類は、以下の通りです。
場所 | 必要書類 | 申請者 | 申し出時期 | |
転出届 | 市区町村 役所窓口・郵送 | 本人確認書類、印鑑 | 本人・世帯主・代理人(要委任状) | 引っ越しの2週間前が目安 |
印鑑登録廃止届 | 市区町村 役所窓口 | 印鑑登録廃止申請書・印鑑・印鑑登録証・本人確認書類 | 本人・代理人(要委任状) | |
国民健康保険資格喪失届 | 市区町村 役所窓口・郵送 | 国民健康保険証・本人確認書類・印鑑 | 本人・代理人(要委任状) |
ライフラインの手続き
電気やガス、水道、電話やネットの回線は、引っ越しをする時に止め、新居で新たに使えるようにしなくてはいけません。
県外への引っ越しの場合は、停止と開始の手続きを個別に行う必要があります。
それぞれの手続きの方法について、解説します。
手続き方法 | 立合いの有無 | 必要なもの | 申出時期 | |
電気 | 電話・ネット | なし(利用状況により必要な場合もあり) | 契約者番号(請求書などに記載あり)・利用停止日など | 引っ越し1~2週間前 |
ガス | 電話・ネット・FAX | あり | ||
水道 | なし (建物がオートロックの場合は必要) | 認定番号・停止日など | ||
固定電話 | 電話・ネット | 場合により必要 | 契約内容が記載された書類、料金の支払い状況がわかるもの | 引っ越し2~3週間前 |
郵便局への転居届の提出
既に引っ越した後で、郵便物が旧居へと届かないように、郵便局で転居届をしておきましょう。
届け出日から1年間、新居へと郵送物を転送してもらうことができます。
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県外への引っ越し後に必要な手続き
県外へと引っ越した後に行うことは、以下の3点です。
・役所での届け出
・ライフラインの手続き
・車庫証明の手続き
役所での手続き
引っ越し後は、2週間以内に引っ越し先の市区町村役所で転入届や印鑑登録、国民健康保険、国民年金の手続きを行います。
国民年金は、種類によっては勤務先、もしくは配偶者の勤務先で手続きを行うことになります。
ライフラインの手続き
電気や水道、ガス、電話やネットなどの回線は、新居で開通させる必要があります。
引っ越し前に申し込みをしていれば、引っ越し後すぐに開通できるでしょう。
しかし、引っ越しを終えてから申し込んだ場合は、数日後に開通となるため不便な思いをするかもしれません。
車庫証明の手続き
自動車やバイクを保有している場合は、車庫証明の手続きが必要となります。
手続きは、管轄の警察署で行うこととなります。
手続きの前に、駐車場を見つける必要があるため、引っ越し先に駐車場がない場合は別途探してください。
まとめ
県外へと引っ越しをする場合は、様々な手続きが必要となります。
市区町村の役所も、引っ越し前と引っ越し後それぞれの役所に行く必要があるので、元々住んでいたところの役所で行う手続きに抜けがあれば、もう一度旧住所の役所に行って手続きしなくてはならないため、忘れないよう事前にチェックしておきましょう。
忘れることないように、引っ越し前に行うことと引っ越し後に行うことを把握して、順次行ってください。
・役所の手続きは、旧居、新居それぞれで必要になる
・引っ越し前に新居のライフラインの手続きをすると、スムーズに新生活が送れる
・必要な手続きを忘れないよう、チェックしながら進めよう