ゼロゼロ物件は注意しないといけない?初期費用や保証人が不要なのか
最近、よく見かけるUR賃貸住宅などのような
敷金や礼金が無料という物件を見かけるようになりました。
これまで、当たり前のように支払っていた
敷金や礼金ですが、契約に必要になる初期費用が大きい。
でも、敷金や礼金がないゼロゼロ物件の登場は
大変ありがたいですね。
本記事では、ゼロゼロ物件の注意すべき点と
初期費用や保証人は不要なのかについてもお伝えをしていきます。
ゼロゼロ物件の初期費用は?保証人は必要?
ゼロゼロ物件は敷金と礼金がない代わりに
初期費用が色々と追加される場合があります。
初期費用が追加される場合というのは
以下の通りです。
・消毒代・抗菌代など内見後に、排水などの費用が必要になる場合もあります。
・保証人が用意できても保証会社の加入が必須
・退去時にリフォーム代やクリーニング代が必要になる
ゼロゼロ物件は敷金と礼金は不要ですが
消毒ダイヤ抗菌代などの費用が必要になる場合もあります。
UR賃貸住宅も賃貸物件を探せるサービスがありますが
敷金がない代わりに、礼金のほうがあったりする場合もありました。
保証人が不要というのは、ゼロゼロ物件と同じですね。
ゼロゼロ物件ではコロナウイルスを理由にして
消毒代を大量に撮ろうとする業者もいるので要注意です。
ほかにも、保証人が用意できても
保証会社を通さないと賃貸契約ができない場合もあります。
ゼロゼロ物件では、退去時にリフォーム代や
クリーニング代も請求されます。
一つ一つは数万円程度ですが
全て足していくと最終的には数十万となるのです。
結局、敷金と礼金がある賃貸と同じ金額を
支払うことになるので、ゼロゼロ物件がお得だとは言えせん。
ただ、お金を用意できないという場合は
目先のお得感だけを手に入れて、契約するという方法もあるかもしれません。
UR賃貸住宅の場合は、退去時の費用として
相場は「0円~3万円前後」となります。
小さい子供がいる家庭だと、どうしても襖や壁紙に
落書きや穴をあけてしまうことがあります。
そういう場合は、襖の張り替えやフローリングの補修箇所が発生するので
3万円前後の費用が掛かる場合もあるのです。
どこでも同じですが、部屋を出るときは担当の人が部屋をチェックし
退去費用を計算します。
ただ、退去時は元々あった傷まで退去時に請求されることもありますが
UR賃貸住宅の場合は入居時に「点検確認書」というチェックシートのような
書類を最初に渡されます。
小さな傷や汚れなどを点検確認書に書き込んでおいて
退去時に身に覚えのない補修費用を請求されないようにすることができるのです。
ゼロゼロ物件で借りる注意点
敷金と礼金が不要な場合は不動産会社としては
他の部分で収益を増やす必要があります。
そこで、一番問題になりにくい家賃を
相場よりも高く設定していることもあるのです。
同じ地域の賃貸の家賃相場をチェックしてみて
妥当な金額かどうかを確認してみると良いでしょう。
ゼロゼロ物件は広告やネットなどで表示している条件は
消費者にお得であるという思い込みをさせた見掛け倒しが多いです。
不人気な賃貸物件の空き部屋を埋めるためのゼロゼロ物件は要注意?
人気がない部屋を埋めるために
敷金と礼金が無料という場合もあります。
たとえbあ、駅から遠いとか新幹線や道路が間近に走っているなど
騒音が昼も夜も激しいという場合は、ゼロゼロ物件にして
部屋を埋めようとする不動産会社もあるそうですね。
ただ、筆者は新幹線が真上を走行している賃貸物件に
住んでいたこともありますが、特に気にしたことはありません。
まあ、筆者は暴走族が爆音を立てていても
ぐっすり眠ることができるので
筆者のような人間なら問題はないかもしれません。
不安ならUR賃貸住宅で契約するのも良いかも?
最近は、CMでもよく見かけるようになった
UR賃貸住宅ですが、UR賃貸住宅は、一般の賃貸住宅とも
県営や市営といった自治体による住宅とも違います。
UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)が管理していて
費用や住環境などの面で多くのメリットを持っているのです。
UR賃貸住宅は普通の賃貸住宅とは違い
先着順で申し込むスタイルです。
内見後に気に入れば、入居審査が開始。
審査に合格すれば賃貸契約を行い
住むことができるようになります。
不動産会社の場合は仲介手数料というものが必要ですが
UR賃貸住宅の場合は、仲介手数料というものは不要です。
審査と言えば、多くの場合は基準が明確にされていないので
どういう基準で審査が行われているかさえも分からないことが多いです。
しかし、UR賃貸住宅の場合は、入居審査の基準が明確にされていて
ウェブサイトの「お申込み資格について」で五つの条件が記されています。
UR賃貸住宅のメリットは、以下の通りです。
・礼金なし
・仲介手数料なし
・更新料なし
・保証人なし
まとめ
ゼロゼロ物件は、初期費用が不要ですが
退去時・入居時に追加費用が必要になる場合もあります。
すぐに住みたいという場合でお金もあまりないというなら
ゼロゼロ物件は大変魅力的な賃貸だといえます。
マンションタイプでも良いというなら
UR賃貸住宅も検討してみてはいかがでしょうか。
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ゼロゼロ物件とは
ゼロゼロ物件とは、敷金と礼金がともに0円の賃貸物件のことを指します。通常の賃貸契約では、敷金や礼金、仲介手数料といった初期費用が発生しますが、ゼロゼロ物件ではそれらの費用がかからないため、引越し時の出費を抑えられる点が大きな魅力です。
敷金と礼金の違い
- 敷金:家賃の滞納や退去時の修繕費に充てられる保証金。退去時に部屋の原状回復費用が敷金から差し引かれ、残額があれば返還されます。
- 礼金:物件のオーナーに対して支払う謝礼金で、返還されません。これは日本の賃貸市場特有の慣習です。
項目 | 敷金 | 礼金 |
---|---|---|
定義 | 退去時の修繕費用や家賃滞納時の保証金 | 物件のオーナーに対する謝礼金 |
金額 | 家賃の1~2ヶ月分が一般的 | 家賃の1~2ヶ月分が一般的 |
返還の有無 | 原状回復費用を差し引いた残額が返還される | 返還されない |
役割 | 入居者の家賃滞納や修繕費用を保証する | オーナーへの感謝の気持ちとして支払われる |
ゼロゼロ物件のメリット
ゼロゼロ物件には多くのメリットがあります。特に、引越しの初期費用を大幅に削減できる点が大きな魅力です。
初期費用が大幅に削減できる
通常の賃貸契約では、敷金や礼金に加えて仲介手数料、前家賃、火災保険料などが発生しますが、ゼロゼロ物件では敷金と礼金が不要のため、初期費用が大幅に安くなります。一般的な初期費用の内訳は以下のようになります。
項目 | 通常物件の相場 | ゼロゼロ物件の相場 |
---|---|---|
敷金 | 家賃の1~2ヶ月分 | 0円 |
礼金 | 家賃の1~2ヶ月分 | 0円 |
仲介手数料 | 家賃の1ヶ月分 | 家賃の0.5~1ヶ月分 |
前家賃 | 家賃の1ヶ月分 | 家賃の1ヶ月分 |
火災保険料 | 約1~2万円 | 約1~2万円 |
合計 | 家賃の4~6ヶ月分 | 家賃の2~3ヶ月分 |
この表から分かるように、ゼロゼロ物件では通常の物件に比べて、初期費用が半分程度に抑えられることが多いです。
保証人が不要な場合もある
多くのゼロゼロ物件では、保証人が不要な場合があります。保証人を用意できない場合や、保証人に依頼するのが難しい場合、保証人不要の物件は非常に便利です。代わりに、保証会社の利用が必要になる場合があります。保証会社は、入居者が家賃を支払えなくなった際に代わりに家賃を支払うサービスを提供し、その手数料が発生することがあります。
保証人の有無 | メリット | デメリット |
---|---|---|
保証人あり | 追加費用がかからない | 保証人を見つけるのが困難な場合がある |
保証人なし | 手軽に契約できる | 保証会社の利用が必要で、別途手数料がかかる場合がある |
ゼロゼロ物件のデメリット
ゼロゼロ物件には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意点も存在します。特に、長期的なコストや退去時の費用に関しては十分に理解しておく必要があります。
退去時の修繕費用が高額になる可能性
ゼロゼロ物件では、敷金が設定されていないため、退去時の修繕費用を自己負担するケースが多く見られます。通常の物件では、敷金から修繕費が差し引かれ、残額が返金されますが、ゼロゼロ物件では修繕費を全額自己負担することになります。
修繕費用は、部屋の状態や経年劣化の程度によって異なりますが、以下のような費用が発生することがあります。
修繕項目 | 費用の目安 |
---|---|
壁紙の張り替え | 1㎡あたり1,000~1,500円 |
床のクリーニング | 1㎡あたり1,500~2,500円 |
フローリングの補修 | 1㎡あたり3,000~5,000円 |
トイレ・バスのクリーニング | 1~3万円 |
家賃が高めに設定されることがある
ゼロゼロ物件の中には、初期費用が抑えられている分、家賃が通常の物件よりも高く設定されている場合があります。例えば、同じエリアで比較した場合、ゼロゼロ物件の家賃が5~10%ほど高いケースがあるため、長期的に見た場合の総コストは結果的に高くなることがあります。
物件タイプ | 家賃(月額) | 備考 |
---|---|---|
通常物件 | 8万円 | 敷金・礼金あり |
ゼロゼロ物件 | 8.5万円 | 敷金・礼金なしだが家賃が高め |
保証会社の利用による追加費用
ゼロゼロ物件では、保証人を不要にする代わりに保証会社を利用することが一般的です。この場合、保証会社に支払う手数料が発生します。保証会社の手数料は、**家賃の50~100%**が相場で、初回契約時に支払う必要があります。また、年間更新料が発生することもあり、長期的なコストが増えることを考慮する必要があります。
保証会社利用料 | 相場金額 |
---|---|
初回手数料 | 家賃の50~100% |
年間更新料 | 1~2万円 |
物件の品質に問題があることがある
ゼロゼロ物件の中には、物件の築年数が古く、設備が劣化しているケースもあります。特に、家賃を抑えたゼロゼロ物件の場合、立地が悪い、周辺環境が劣悪、物件自体のメンテナンスが行き届いていないなどのリスクがあるため、内見時に物件の状態をしっかり確認することが重要です。
ゼロゼロ物件を選ぶ際の注意点
ゼロゼロ物件を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
退去時の費用を確認する
契約前に、退去時にかかる修繕費用やクリーニング費用についてしっかり確認することが重要です。事前に契約書や重要事項説明書に記載されている内容を確認し、退去時に多額の費用を請求されないように注意しましょう。
家賃の相場を比較する
ゼロゼロ物件が必ずしも割安とは限らないため、同じエリアの通常の物件と家賃を比較し、長期的なコストを考慮して選ぶことが大切です。
保証会社の条件を確認する
保証会社を利用する場合、その手数料や更新料がどれくらいかかるのかを確認しましょう。また、家賃支払いに問題が発生した際の対応についても確認することが重要です。
ゼロゼロ物件と通常物件の比較
ゼロゼロ物件と通常物件を比較する際、初期費用だけでなく、家賃や長期的な費用、退去時の修繕費用など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
項目 | ゼロゼロ物件 | 通常物件 |
---|---|---|
初期費用 | 敷金・礼金なし、家賃の2~3ヶ月分 | 敷金・礼金あり、家賃の4~6ヶ月分 |
家賃 | やや高めに設定されることが多い | 通常の相場 |
退去時の費用 | 修繕費用が全額自己負担 | 敷金から修繕費用が差し引かれる |
保証人 | 不要(保証会社の利用が必要) | 必要 |