引っ越し時のエアコンの取り外しは勝手にしても良い?
引っ越しをする際、そのままにしておくかどうか悩んでしまいますよね。
ただ、エアコンに関して、独自に取り付けたものの場合は、大家さんに相談をするほうが良いかもしれません。
本記事では、引っ越し時にエアコンをどうすればよいのかについてお伝えをしています。
引っ越しの時にエアコンはどうすればよい?
賃貸を引っ越す場合は原状回復義務を果たすのが借主のマナーとなっています。
契約書にも、原状回復という言葉が記載されていて、元に戻した状態で、退去することが記されていることがあるのです。
つまり、不要になった家具や家電を勝手に置いていくというのはNGということになります。
ただ、大家さんが許可した場合は、OKとなるケースもあるのです。
大家さんの考えで取り付けた設備の所有権はもちろんですが大家さんにあります。
引っ越しのときに最も困るのがエアコンですが、エアコンの場合は建物に取り付けているし、専門知識がないと取り外しはできません。
費用を抑えようとして、自分で作業をすると故障の原因となったり、思わぬ事故に発展するのでやめたほうが良いです。
エアコンの取り外しや取り付けは、専門知識を盛った業者に任せましょう。
エアコンの取り付け取り外しは、大きく分けて以下のような業者にお願いできます。
・引っ越し業者
引っ越し業者でもエアコン取り外しや取り付けをしてくれる場合もあるので、その辺は相談してみても良いですし、契約時にチェックを入れるというのも良いでしょう。
エアコン専門業者に依頼する場合は、運搬費用が含まれていないので、取り付けと取り外しだけの費用だけになります。
県外などの場合は同じ業者には依頼できないので、取り付けと取り外しは別の業者に依頼するしかありません。
この場合は、取り付けと取り外しの費用が別になるので、全てに金額を総合計すると割高になる可能性もあるでしょう。
費用の相場については、以下の通りです。
取り外し | 取り付け費用 | 運賃 | |
引っ越し業者 | 約20,000~30,000円 | 金額込み | |
エアコン専門業者 | 約8,000~22,000円 | 別で見積もり | |
約6,000~10,000円 | 約12,000~17,000円 | 別で見積もり |
残置物はどっちが所有権を持っている?
残置物に限っては、入居者が所有権を持っているのです。
残置物を大家さんが処分したいと思っても、勝手に処分できません。
さらに、残置物の存在に関しては、大家さんや管理会社に説明しないといけません。
どうしても、エアコンの取り外しができないという場合は大家さんや管理会社に相談しないといけませんし、そのまま黙って退去してはいけないのです。
逆に、前の入居者の所有物が残っている場合は、勝手に次の入居者が捨てて良いわけではありません。
これもまた、大家さんや管理会社に相談をして、処分するかどうかを決めてもらう必要があります。
さらに、親さんや管理会社は残置物に関して存在を知らない場合もあるので、残置物の処分をしたい場合は大家さんや管理会社に相談をしたほうが良いといえます。
エアコンを自分のお金で取り付けた場合は残置物になる
勘違いしている人もいるかもしれませんが、エアコンも残置物の一つといえます。
最初からエアコンがついている物件の場合は設備の一つですが、残置物であっても契約時に説明があるのが一般的です。
しかし、賃貸にエアコンがついているにもかかわらず、契約時に何の説明もない場合は残置物の可能性があります。
内見の時にエアコンを確認した場合は、トラブル防止のために設備かどうかを質問をしたほうがよさそうです。
エアコンが設備の場合は大家さんに相談しないといけない!
エアコンが設備の場合は、所有権が大家さんか管理会社なので、古くてエアコンが故障している場合は、大家さんか管理会社に相談をしたほうが良いでしょう。
設備の場合は、所有権が大家さんか管理会社なので、エアコン代と取り付け工賃は無料なのでお得です。
設備を勝手に交換してしまうと自分のお金が消費してしまうだけでなく、賠償金を支払わないといけなくなる可能性があるので注意が必要です。
新しいエアコンに交換したい場合は、事前に、大家さんや管理会社に相談をしたほうが無難といえます。
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エアコンを処分するか持っていくかの判断基準は?
エアコンを処分するか持っていくかの判断基準は、10年近く使っているかどうかや、まだ1年も経過していないという場合などで、どちらにするかが違ってきます。
もちろん、買って間がない場合は持っていきますが、買ってから5年程度なら、故障していない場合は持っていくほうが良いかもしれません。
取り付けや取り外しには1万円以上の費用が必要になるケースのほうが多いです。
数年しか持ちそうにないエアコンを高い費用を支払って、引っ越し先にもっていくのは無駄な出費になります。
10年近く使っているエアコンの場合は、素直に処分したほうが良いかもしれません。
エアコンを処分する場合
エアコンを処分するという場合は、粗大ごみとして処分できるのか悩むところではないでしょうか。
エアコンは家電リサイクル法の対象となっているので、粗大ごみとして処分することはできません。
破棄する場合はたいていの場合、リサイクル料金を支払わないといけないのです。
業務用のエアコンは家電リサイクル法ではなく、「フロン回収・破壊法」が適用されます。
家電リサイクル法の対象となる家電を処分する場合は、リサイクル料金を支払い「家電リサイクル券」を手に入れましょう。
リサイクル料金は990円の支払いで手に入れることができます。
ただ、支払い方法は処分方法によっても違いがあるので要注意です。
一番手っ取り早いのは、エアコンを買った家電量販店で処分してもらうという方法でしょう。
ほかにも、不用品回収業者に依頼をしてもエアコンを処分してくれます。
不用品回収業者に処分を依頼したい場合は、リサイクル料金や収集運搬料金を支払う必要がないのです。
その代わり、業者が決めた回収費用を支払えばOKです。
回収費用については「5,000円~8,000円」ほど費用が必要になります。
不用品回収業者の悪質な業者に要注意
不用品回収には「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要で、無許可で行っている業者も中に貼るようです。
無許可で行っている悪徳業者の中には、不用品を回収した後から高額な請求をしてくる場合もあるので注意が必要です。
こうした悪徳業者を見分けるには、複数の業者から見積もりを出してもらったり、口コミを見るというのも有効は手段だといえます。
まとめ
引っ越し時には、エアコンが最初から取り付けられていなかった場合なら取り外して退去しないといけません。
エアコンを置いた状態で引っ越すのは、NGです。
エアコンを取り外すためには色々な方法がありますが、業者に依頼したほうが早いです。
窓用のエアコンの場合は、自分で取り付けたり取り外しが可能です。
もし、自分で取り付けたという場合は、逆の手順で取り外すと良いでしょう。